通訳:会議商談はもちろん文化交流の場でも活躍中です。通訳報告書サービスも大好評

通訳(日本語 スペイン語)

在スペイン30年、バイリンガルの資質と正規の通訳訓練を受けた通訳が提供する、信頼度の高いサービスです。
また、これまでに培ってきた経験や人脈、土地勘、情報処理能力を駆使し、どのような分野での迅速かつ確実な調査・交渉・報告も可能です。
新しく開拓される分野でも専門家の協力を仰いだ事前の学習・事後の記録を徹底することで、ご契約時から即戦力となれるよう努めています。
ご契約は時間単位から月・年単位まで承ります。

BBL Translatorの通訳サービス

ネイティブの語学力と確かな技術
日本語とスペイン語の教育をバランスよく身に付け、通訳養成校で訓練を受けたことで、通訳のスペシャリストとしての基礎を確立しました。バイリンガルの語学力は、原語・訳語を問わない情報の収集に繋がり、いち早い適応による多分野対応が可能です。一方、通訳訓練を通じて得た技術は同時、ウィスパリング、逐次通訳の多形式対応に役立っています。

知識の蓄積による品質・効率アップ
「話せる」通訳者でも、専門用語などの習得にはそれなりの時間がかかってしまうことは否めません。そのため一度ご契約いただいた案件で学んだ用語や基礎知識は、なるべく資料として形に残し、次回ご契約時には即戦力となれるよう心がけています。

安心のサポートとフレキシブルな対応
お客様が業務に専念できるよう、アポイントメント取得・確認や交通機関の手配、空港への送迎など様々な形でご出張・ご滞在をサポートいたします。また案件の期間・条件なども通訳本人と直接ご相談いただくため、スピーディーな連絡とフレキブルな対応が可能です。時間単位のご契約から月・年に亘る長期就業まで、お客様のニーズにお応えします。

「何を、どう伝えたか」を確認。通訳レポートサービス
通訳業務遂行時に副次的に発生するメモ書きを、報告書にまとめて提出するサービスです。簡易的な議事録としてご利用いただけるほか、日本語とスペイン語の両方で作成するため、解釈の違いや趣旨と異なった形で言葉が伝わってしまった場合でも、早い段階で相互的な確認および訂正が可能となります。通訳レポートは「何を話したのか」「どのようにして伝わったのか」を書面で確認できる便利なツールとして、これまで数々のお客様からご好評いただいています。。

会議や商談に
逐次・ウィスパリング・同時通訳が可能です。
*通訳報告書サービスがつきます。
<主な実績>
 自動車メーカー国際会議(同時通訳)
 市場・規定類調査への同行(逐次通訳・コーディネート)
 商品輸入に関する商談(逐次通訳)

会議や商談に
通訳業務に加え、行程管理やアポイントメント取得、出張者の方の滞在中のケアにいたるまで、トータルでサポートします。もちろん長期出張も可能です。
*通訳報告書サービスがつきます。
<主な実績>
 海外研修生同行(日本国内3カ月)
 海外工場技術指導
 報道機関取材同行

会議や商談に
長いスペイン在住期間を活かした土地勘、両国の文化の違いを理解し、相互理解に貢献します。
<主な実績>
 剣道講習会(日本人有段者による指導)
 座禅の会(日本人住職による文化交流会)
 個人観光のお客様や出張者の方の休日の観光も承ります。

料金について
終日業務(9時間拘束・8時間実働) : 300ユーロ
半日業務(1日あたり4時間まで)  : 200ユーロ
時間契約(超過も同様に換算) :  55ユーロ/時
非商用案件につきましては、上記料金から25%を差引きした金額で見積もります。
※ 長期ご契約、専属契約のお客様には割引を適用させていただいております。
※ 出張時の宿泊費、交通費、食費などは原則お客様負担とさせていただきます。
詳しくはお問い合わせください。

*通訳報告書サービスとは
通訳業務中に発生するメモ書きをまとめ、一日の会議や打ち合わせの要点を日本語・スペイン語の両方で作成する報告書サービスは、簡易的な議事録としてご利用いただける他、解釈の相違や誤訳、伝え忘れなどが生じた場合にも早い段階で訂正することができます。また、テーマによっては図解なども作成し、相互理解を深めます。通訳報告書サービスは数多くのお客様からご好評頂いております。

コラム:通訳の仕事

通訳形式の特性と用途による使い分け
通訳の方法は「同時」「ウィスパリング」「逐次」の3形式に分類されるのが一般的で、それぞれ会場の条件、用途・人数などにより向き不向きがあります。

逐次通訳(低コストで高品質/時間がかかる)  
【主な用途】 会議、商談、施設または工場視察、現場指導など
【形式】話し手と通訳が交互に話す形式で、通訳者は話し手の発言の区切りの良いところまで聞き終えてから訳出を行います。話し手の発言中、通訳者はメモを取り、聞き逃しや忘れを防止します。
【特徴】通訳の基本型といえる形式で、様々なケースに使用することができます。
通訳者は「聞く」「メモを取る」「訳す」という各プロセスに専念できるため、一字一句正確な通訳が可能となり、集中力も長時間維持することができます。そのため、終日行われる業務でも契約・手配する通訳の数は1名で済み、専用の機材も必要ないため、コスト面では最も安価となります。 一方、話し手と通訳が交互に発言するため同時・ウィスパリング通訳よりもかかる時間は増大します。

同時通訳 (最短時間で訳出、多人数・多言語に対応/高コスト)
【主な用途】多言語・多人数の国際会議や説明会、講演会など
【形式】通訳者は専用のブースで作業を行い、会議には同席しません。話し手のマイクは通訳のヘッドホンに、通訳のマイクは聞き手のヘッドホンへと繋がっています。訳出には高い集中力が求められ、国際会議などでは最低2名の通訳が15分毎を目安に交代して行うのが一般的です。
【特徴】専用ブースから訳を行いますので発言者と通訳の声が混じるということがなく、多国籍・多人数が参加する会議ではほぼ必須となる形式です。発言と訳が同時に進行しますので、3つの形式の中でかかる時間は最短のものになります。一方で聞きなおしが効かないため高い技量と知識が要求され、専門分野では対応できる通訳者を探すこと自体が難しく、また案件あたり最低2名の通訳を手配し、専用の機材を準備する必要があるためコストが高くなるというデメリットがあります。

ウィスパリング通訳 (バランスの取れた中間型/多人数・長時間には不向き)

【主な用途】聞き手側1~2名の会議、商談、記者会見など
【形式】
通訳者は聞き手の隣など近くに位置し、聞き手にささやくように話し手の発言を同時に訳していきます。発言者の声を遮らないよう、小声で訳を伝えるため聞き手の人数は2名程度までとなります。通訳者が1名である場合、話し手と聞き手の逆転時には逐次通訳へとシフトするのが一般的です。
【特徴】ウィスパリング中は同時通訳と同じく発言と訳出が同時に行われるため、かかる時間的は逐次よりも早くなります。また、専用機材も必要ないため、コストは同時通訳よりも低くなります。ただし通訳の位置は聞き手の隣に固定され、交代ができないため長時間の業務には向きません。契約する通訳者を1名に抑える場合、発言を短くまとめてウィスパリング→逐次のシフトを繰り返させるのが通訳の精度を保つコツです。

通訳を使うと、本当に会議の時間は長くなってしまうのか……?
近年、日本・スペイン両国共に英語教育が充実し、「通訳(特に逐次)を使うより、英語で直接やり取りした方が早い」といわれることも多くなりました。
確かに逐次通訳では発言が重複するため、「かかる時間は2倍」と思われがちですが・・・。
英語能力を測る最もメジャーな試験、TOEICにおける日本人受験者の平均成績は572.8点/990点満点、スペイン人受験者の平均成績はやや古い数字(2005年)ですが、517点/990点満点となっています。TOEICの日本公式サイトに掲載された記事によれば、「通訳をつけず、英語で簡単な商談などを行う」レベルとは、少なくとも600点とのことですから、両国共にその平均には到達していないことになります。 TOEICを受験するからには、何かしらの形で英語に関わっている、もしくは目標があって勉強しているという方が多いと思われ、実際の一般的な平均点はさらに低いものとなることが予想されます。一方プロの通訳者に要求されるレベルとは、ほぼ満点に近い950点とあり、非常にハードルが高いものになっています。

スペイン語の場合、TOEICに相当する試験としてDiplomas de Español como Lengua Extranjera(通称「DELE=デレ」)という試験があり、これの上級にあたる「SUPERIOR」に合格していることがプロ基準のひとつとして考えられます。 会議中に「発言が早口で聞き逃してしまった」、「分からない単語があった」といった場合、どうしても再確認や分からない言葉の再説明を受ける必要が生じます。話す側にも伝えたい語句が見つからず、間を取ったり辞書を調べたりする場合があります。TOEIC600/990点の話し手と聞き手が会話を取り交わした場合、話し手の伝達率60%×聞き手理解率60%となり、会話の達成率は最低で36%まで落ち込む恐れがあります。
他方、前述のとおりプロ通訳の基準※は950/990点ですので、聞き取り95%×伝達95%で、最低でも約90%の達成率が保証されることになります。つまり、通訳を使うことによる時間増加は確定して2倍、通訳を介さず「伝わらないことによる説明しなおし」は最大2.5倍に達するリスクを含んでいることになります。
それでも上記は極端な例であり、海外で英語を使って仕事をされる方の達成率はもっと高いので、概ね通訳を使うことで会議自体の時間は長くなってしまうのが現実だと思います。しかし出張のスケジュール調整時の際、「国内の会議に対して倍の時間を想定していれば、時間通りに終わる」ことがほぼ確約されている通訳使用時に比べ、英語による直接のやり取りでは時間の予測が立てづらく、「思ったよりも時間がかかってしまい、帰国までに間に合わない」、もしくは逆に「早く終わりすぎて時間が余ってしまった」という事態が起きやすいことも確かです。

また、「土地・文化・習慣の違い」を解消・軽減できるという要素も通訳を使うことのメリットのひとつです。例えば、スペイン側が「こちらの午後一番に電話します」と提案し、それに日本側が合意したとします。しかし、スペインでいう「午後一番」は、午後4時あたりを指していますので、「スペイン時間で午後1時なら、日本時間で21時・・・。残業して連絡を待とう」とすれば、知らないまま午前0時まで待つ羽目になります。3時間ロスした挙句、果てはクレームや釈明にさらなる時間が費やされることになります。
通訳が介入していれば、会議終了時や休憩時間中に「あれは午後4時のことですので、お気をつけください」と小さなアドバイスを受け、食い違いを未然に防ぐことも可能です。 もっと簡単な例では、空港やホテルから会場まで通訳を同行させることで、時間通りに移動することができ、早すぎる到着や遅刻による時間的ロスも防げます。 いずれにしてもケース・バイ・ケースであり、数値的な基準があるわけではありませんが、総合的に考えると一概に「通訳を使うと時間がかかる」とは言い切れないのではないかと、私は思っています。

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